Ootani Mine<大谷鉱山(黒川)>

1999.-9.19更新


大谷鉱山(兵庫県川西市黒川)は、北摂地区の鉱山としては珍しく戦後まで操業していた銅鉱山である。
現在でも、比較的設備が残存しており、当時の様子をいくらか偲ぶことができる。
山麓の村黒川に住む人の話では、昭和30年台までは使われなくなったトロッコが放置してあったとのことである。

現在でも、崩落はしているものの坑口は確認でき、坑道から出て来て選鉱所(?)まで通じるトロッコの軌道が草に埋もれて残っている。
敷地の下部、石垣の脇に、いわゆる「ナベトロ」の残骸を見ることもできる。
建物は全く残っていないが、産業遺跡として保存しておきたい鉱山跡である。

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◇崩落した坑口、トロッコ軌道が残存

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◇選鉱所(?)と坑口のあいだは目測で約50メートル。508mmゲージの軌道で結ばれている。

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◇泥に埋もれて眠るナベトロの残骸_◇ズリ捨て場を下から見る_◇珪孔雀石が採集できる
 

■鉱山跡平面図

■交通

能勢電鉄「妙見口駅」下車、京都交通バスに乗り換え「ケーブル前」停留所下車。徒歩約20分。


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